InterNations(本社:ドイツ・ミュンヘン)が発表したExpat Insider City Ranking 2018では、スイスの6都市(バーゼル、ツーク、ローザンヌ、ジュネーブ、チュ―リヒ、ベルン)を含む世界72都市を分析し、18,000人を超えるエクスパットへの調査に基づいた最新のランキングが作成されました。
スイスの6都市間では、バーゼルが最もエクスパットによる人気が高く、総合ランキングの22位に入っています。スイスで2番目に人気となったツークは23位、その後にローザンヌ(44位)、ジュネーブ(56位)、チューリヒ(57位)、ベルン(61位)が続いています。
総合1位に輝いたのは台北(台湾)でした。その後にシンガポール、マナーマ(バーレーン)、ホーチミン(ベトナム)、バンコク(タイ)、クアラルンプール(マレーシア)と、アジア都市が上位を占めました。欧州の都市ではアーヘン(ドイツ)が最高位で7位となり、ローマ(イタリア)、ジッダ(サウジアラビア)、リヤド(サウジアラビア)が最下位に並んでいます。
スイスインフォの記事によると、バーゼルは経済環境の良さで5位に入っており、公共交通機関の充実性などからくる生活の質(10位)、家賃等の個人的な経済面(28位)などの項目でも上位の評価を得ています。一方で、32%が「寛いだ雰囲気の欠如」(平均23%)、54%が「新たな友人関係構築の難しさ」(平均34%)などを感じており、物資的な充実度に比べ、人間関係によるマイナス面も浮き彫りになっており、スイス全体として取り組むべき課題も残っています。