米国・テキサス州ヒューストンやシンガポールに続き、Hewlett Packard Enterprise (HPE) Development LP(本社:米国・カリフォルニア州)は、同社3拠点目となるIoTラボラトリーの地に、ジュネーブ州・メイランを選択しました。新拠点ではHPEのエンジニアが同社製品の新技術を試行し、その過程と結果のデジタル化に取り組みます。
「より迅速なIoT技術開発に向けて、この地に欧州全土からのパートナーを呼び寄せたいと考えています。」とスイス拠点ディレクターのCarlo Giorgi氏は説明しています。
スタートアップ向けインキュべ―ションセンター
「ジュネーブ州とHPE社との信頼関係はとても強くなっています。」と、ジュネーブ州経済安全保障副事務局長のDaniel Loeffler氏は語り、「HPE社は州内への投資を進め、更にはスタートアップが利用可能なインキュベーションセンターを開設することで地域に貢献しています。これにより、我々が地域内で開発を進めているイノベーション・エコシステムが強化され、近隣に立地するCERNで行われている研究との橋渡しも可能となります。」と、加えてコメントしています。
IoTは世界中に拡大しており、現在では自動車から工作機械、製油パイプ、飛行機部品まで、あらゆる物品がインターネットに接続されています。米国のリサーチ会社Gartner社の試算によると、2020年までに200億品目以上がインターネット接続によって管理されると見積もっています。