野村ホールディングス株式会社(本社:東京都中央区)は、本年5月に、顧客の機関投資家にデジタル・アセット関連サービスの提供を目的に新会社設立を発表していました。同社の100%子会社として新設された子会社は、Laser Digital Holdings AGという社名でスイス・チューリヒで開業しています。
野村ホールディングス社は、同社がこれまで培ってきた機関投資家ビジネスにおける豊富な実績と強固な顧客基盤を活かし、新子会社には同社内からの人材配置のほか、社外からも新たな人材を採用することで革新的なサービス提供を目指してプラットフォーム構築が進めていました。
同社にとってデジタル・イノベーションの最先端にいることは最優先事項とされ、デジタル・アセットやブロックチェーン関連の法制度が整い、この分野における人材が豊富であることがスイスでの設立の大きな要因となっています。既存の伝統的金融と分散台帳技術がもたらしたイノベーションが融合する世界に創出される新たな領域のサービス拡大を目指すとしています。