バーゼル=シュタット州と富山県は2006年頃から政治的な情報交換を続けており、この関係は2009年に両者が覚書に署名したことで公式化されました。今回の協定では協定地域としてバーゼル=ラント州も加えられ、8月24日に石井隆一富山県知事とバーゼル=シュタット州コンラディン・クラマー参事が署名を行い、協定の更新と継続を確認を宣言しました。
今回の協定で、バーゼル2州と富山県は製薬分野における継続的な情報交換に加え、新たにバイオテクノロジー分野での交流に同意しています。両地域に立地する大学同士の交流や、学術関連や文化面での協力関係も促進される予定です。
バーゼルと富山は製薬産業では重要な立地であり、長きにわたり両地域の大学はライフサイエンス分野で協力関係にありました。隔年で行われる富山・バーゼル医薬品研究開発シンポジウムはその一例であり、2018年で5回目の開催を迎えています。