「シンガポールのチャンギ空港を利用した誰もが、到着後25分以内にタクシーで空港を後にできます。それほど入国審査も荷物の受取りや税関申告の手続きはスムーズに行われているのです。」とHandelszeitungが発表したAirport Ranking 2018でClaus Schweitzer氏がチャンギ空港を評しています。 同空港は世界最良の空港としてランキングの常連で、Schweitzer氏gが改善点として唯一挙げるのは複雑なワイヤレスインターネットアクセス方法のみです。
第2位の香港国際空港は、開放的な景色を堪能できるテラスを備えたデッキラウンジの新設が高い評価につながりました。この点においてはチューリヒ空港にも魅力的なテラスがあり、ランキングの第3位を獲得しています。年間30万以上が訪れる展望デッキはスイスでも人気の高いアトラクションになっている、とSchweitzer氏はコメントしています。
チューリヒ空港は「明確な標識、乗客誘導の優先性、公共交通機関との接続性」などが高く評価されていますが、Schweitzer氏のみならず調査に参加した利用者の多くは、新規導入された自動入国管理ゲートやスカイメトロが混雑時に時間を要することに不満を感じています。
Schweitzer氏は、チューリヒ空港は2019年末の開業が待たれる「ザ・サークル」の存在によって「ランキング向上に大いなる余地がある」と、期待を寄せています。ターミナルを囲む丘に建設されるサービスセンターがチューリヒを「世界で唯一の公園を併設する空港」と進化させることでしょう。