世界の162ヶ国の自由度を最新データを用いて分析する「Human Freedom Index」によると、ニュージーランド、スイス、香港、カナダ、オーストラリアが世界トップ5に評価されました。デンマーク、ルクセンブルグ、フィンランド、ドイツがそれに続いています。同指標はケイトー研究所 (米国・ワシントンD.C.)とフレイザー研究所(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)、および政治関連シンクタンクによって発表されています。
スイスは移動性と金融政策で高スコア
スイスは協会設立、デモ、集結性、移動性などの自由度において最高レベルのスコアを獲得し、安全性と健全な金融政策に関しては最高得点に近いスコアを達成しています。総合ランキングでは前回の第3位から順位を上げています。
世界的に上昇する自由度
プレスリリースによると、2008年から2017年の間における世界の自由度は上昇傾向であると強調しているが、世界的に存在感を示す中国はランキングの最下位レベルに下降しており、いくつかの項目で126位を記録しています。また、シリアとベネズエラも全体的に最低レベルの自由度となっています。
この調査から得られた知見の一つとして、自由度の高い国々は人々の裕福度も高くなる傾向があることが挙げられています。フレイザー研究所のFred McMahon氏は、「人々が自由であれば、繁栄するための機会を多く持ち、より幸せで健康的な生活を送る」とコメントしています。