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おからベースの代替肉製品で資金調達に成功

スイスのスタートアップLuya Foods社は、おからを用いて肉を模倣することなく、肉の代替品を開発・製造しています。今回の資金調達により生産規模を拡大し、研究開発の加速が見込まれています。

Luya Foods社の製品は、使用用途のないおからを使ってスイスで製造されており、添加物や人工香料は使用されていません。
Luya Foods社の製品は、使用用途のないおからを使ってスイスで製造されており、添加物や人工香料は使用されていません。

Luya Foods社は、有機おからが廃棄物となることを防いでいます。おからは豆腐と豆乳の副産物で、その高い栄養価と繊維含有量にもかかわらず、毎年世界中で1400万トン以上が廃棄されています。

Luya社は、おからをおいしい食品に変えるために、伝統的な発酵法と現代技術を組み合わせた技術で特許を取得し、独自の加工技術を開発しました。最初に開発された製品は加工済みのオカラミートとバーガーパティです。Luya社の技術はすべての添加物とタンパク質分離株の排除を可能とし、スイス製造100%天然原料による有機製品の提供を実現しています。

同社のシード・ラウンドで投資を決めたのはRedalpine Venture Partnersです。ベルン応用科学大学 (BFH) のスピンオフであるLuya社は、以前からGebert Rüf Stiftung>>venture>>VentureKickBFH-HAFLなどの支援を受けており、新たに獲得した資金は、急速に増大するLuya社製品への需要を満たし、同社の研究開発を加速させるとともに、既存の発酵プラットフォーム強化にも活用される見込みです。

2021年、Luya社はスイス国内のレストランにオカラミートとバーガーパティを供給することに成功しました。現在は、2022年に予定されているスイスでの小売市場への進出に取り組んでいます。

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