.Prognos AGがベルテルスマン財団の依頼で行ったGlobalization Report 2018(英語)によると、拡大するグローバリゼーションと相互接続性から、工業先進国が最もその恩恵を受けるとされています。同レポートでは経済的、政治的、社会的グローバリゼーション指標に基づいて国際的な接続性を調査しており、対象とされる42ヶ国の1990年から2016年の一人当たり実質GDPの成長率も分析しています。
スイスの一人当たりGDPの成長率が最高値
調査対象の全ての国がGDPの成長を遂げているものの、国ごとの成長率の差は歴然です。スイスは、1990年から2016年にかけて、年平均の一人当たりのGDP成長が1,190ユーロという数字が、頂点たる地位を明確にしています。日本、フィンランド、アイルランド、イスラエルがこれに続き、ドイツ、デンマーク、オランダ、スロベニア、韓国が上位10ヶ国にランキングされています。
この調査は、今年初旬にスイス連邦工科大学チューリヒ校(ETH)によって発表された「KOF Index of Globalization」に密接に関連しています。KOF Index of Globalizationでは、スイスのグローバリゼーションは世界2位(英語)という結果で、特に社会的グローバリゼーションに強みを発揮していました。
この他にも、スイスは様々な国際ランキング(英語)で高評価を得ています。