メインキャンパスの着工から2年間の月日を経て、スイス・イノベーション・パーク・ビール / ビエンヌ(SIPBB) が正式に開業しました。総工費6000万スイスフランが投じられ、ベルン州・ビール / ビエンヌの中心部に建設された5階建ての新キャンパスビルでは、インダストリー4.0、DX、ヘルステクノロジー分野における国内外プロジェクトが実施されています。
総床面積15,500㎡の建物内に設置された研究所、オフィス、ワークショップスペースで数百人の人々が学び、研究を行うことができるSIPBBは、産業分野における応用研究開発に特化した設計となっており、研究開発、教育、ビジネスが一体化したコミュニティとなっています。
スイスのイノベーション・ランドマーク
官民連携の成果として創出された事業形態は、Swiss Smart Factoryという名のもとに、スイス初のインダストリー4.0分野の実証実験および実証製造施設を提供し、研究成果の実用化を活性化させる試みを実施しています。
ベルン州のChristoph Ammann州議会議員は、「SIPBBは、スイスのイノベーションネットワークにおいて、すでにランドマークとしてその存在を確立しています」と述べています。また、ビール / ビエンヌは仏独バイリンガル地域で、その立地により、スイスのフランス語圏とドイツ語圏の橋渡しの役割も担っています。
Swiss Smart Factoryには既に日本企業も参加し、研究開発を進めています。ビデオ内で使用されている機器などにその様子が映し出されていますので、ぜひご覧ください。