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モバイルゲーム大手Playtica社がスイスにAI研究開発拠点設立

モバイルゲーム大手のPlaytika社が新拠点をヴォー州・ローザンヌに設立しました。AIの研究開発に焦点を当てた新オフィスは、本社を構えるイスラエルのAIラボと密接に連携しています。

Playtika
Playtika社がAIのR&D拠点としてスイスを選んだ理由として、多くの才能あるデータ研究者や機械学習エンジニアがこの分野を前進させていることを挙げています。

2010年設立でイスラエルに本社を置くPlaytika LTDは、ゲームタイトルのポートフォリオ全体における月間アクティブユーザが3500万人を超える大手モバイルゲーム会社であり、マネタイゼーションプラットフォームです。

ヴォー州・ローザンヌには、2019年から同社のAI・R&D専任チームが置かれていました。新拠点の開設により、チームを拡大させることで市場での存在感を高め、さらなる成長の余地が生まれることに期待を寄せています。

Playtika社のイスラエル本社のAIラボは、継続的な成長を促す独自のAI技術の開発に注力しています。この独自開発技術は、Playtika社のブースト・プラットフォームにおけるコアコンポーネントとして自動化を推進し、モバイルゲームのポートフォリオ全域でゲーム体験を常時最適化するために開発されました。

ローザンヌのチームが注力している分野の多くは自然言語処理 (NLP) ツールの開発に関係しており、Playtikaのスタジオポートフォリオ内におけるユーザとのインタラクションを個別化や、AIコンピューティングのカーボンフットプリント削減など、グリーンAIにも焦点を当てています。

人工知能の研究開発拠点

Playtika社でブースト・プラットフォーム担当エグゼクティブゼネラルマネジャーを務めるOmri Shai氏は、「我が社の成功にはAIにおけるイノベーションが不可欠です。スイスは人工知能(AI)の研究開発が盛んで、多くの才能あるデータ研究者や機械学習エンジニアがこの分野の発展を牽引しています」と述べています。「新設オフィスは、イスラエル本社のAIラボにとって第2の拠点となり、既に業務に従事している優秀なPlaytikaチームの発展を促す余地を与えてくれることでしょう」と、加えてコメントしています。

Playtika社は2021年も継続的に成長を続け、最近ではデザインエンターテインメントアプリ 「Redecor」の開発元であるReworks Oy社を買収したことで新分野にも進出しています。さらに、ストーリー重視の新しいマッチ3ゲームであるSwitchcraftを全世界でローンチし、グループの現在の雇用数は4,000人以上に達しています。日本にもPlaytika株式会社が設立され、日本ユーザの習慣や嗜好を重視したローカライズおよびカルチャライズされたゲームの開発に取り組んでいます。

 

事業展開ハンドブック

事業拠点としてのスイスの優位点、スイスの投資環境、生産コスト、税制、インフラや新技術、ファイナンスや法務など、会社設立に必要な情報をまとめたハンドブック(全168ページ)を、ぜひご一読ください。

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