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シンへリオン、産業用太陽電池燃料プラント建設に向けて新たな資金調達

シンへリオン社が新たな資金調達ラウンドで2200スイスフランの調達に成功しました。スイス航空を新たな投資家として迎え、産業用太陽電池燃料製造プラントの建設に投入される見込みです。

スイス航空がシンヘリオンの出資者に加わりました。スイス航空のDominique Fehlmann氏(Head of Legal, Business Development & Corporate Responsibility)、Dieter Vranckx氏(CEO)とシンヘリオンのPhilipp Furler氏 (創業者兼CEO)、 Gianluca Ambrosetti氏(創設者兼CEO) ©Swiss International Air Lines
スイス航空がシンヘリオンの出資者に加わりました。スイス航空のDominique Fehlmann氏(Head of Legal, Business Development & Corporate Responsibility)、Dieter Vranckx氏(CEO)とシンヘリオンのPhilipp Furler氏 (創業者兼CEO)、 Gianluca Ambrosetti氏(創設者兼CEO) ©Swiss International Air Lines

Synhelion社はティチーノ州ルガーノを拠点とする太陽電池燃料のパイオニア企業です。同社発表のプレスリリースによると、新たな資金調達ラウンドにおいて、新規投資家を含む出資者による総額2200万スイスフランを調達しました。資金使途は「太陽熱を利用した持続可能な燃料製造を行う世界初の産業プラント建設」です。

2022年8月、シンヘリオン社は太陽熱合成ガスを産業規模で製造できることを証明しました。2016年にスイス連邦工科大学チューリヒ(ETH)のスピンオフとして設立された同社は、早ければ今年中にもドイツで産業用ソーラー燃料の生産を開始する予定です。加えて2025年には、最初の商業生産設備がスペインで稼動開始を見込んでいます。

直近の資金調達ラウンドでは、スイス航空(Swiss)も出資者に加わりました。スイス航空はすでに数年前からシンヘリオン社と提携しており、同社が生産を見込むソーラー航空燃料の最初の購入者としても名乗り出ています。スイス航空が発表した関連のプレスリリースでは、今回の出資は「スイス航空の持続可能な運営への強いコミットメントと、太陽電池の市場参入の加速に向けた支援をより明確にあらわすもの」と位置付けており、同社CEOのDieter Vranckx氏も、「新たな資金提供により、これまで以上にシンセリオン社の革新的な代替燃料製品のスケールアップと商業化に貢献できることを嬉しく思います」とコメントしています。 

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