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スイスの職業訓練教育を米国が高評価

スイスの教育制度が米国でも注目を集めています。今年の初めには、ヨハン・シュナイダー=アマン スイス連邦副大統領兼スイス連邦経済・教育・研究大臣が米国のホワイトハウスに招かれ、スイスのデュアルシステム教育を紹介する機会が設けられました。そして、この度、米国のthe National Center on Education and the Economy (NCEE)が報告書を発表し、スイスの職業訓練教育制度が高く評価されています。

 

NCEEは米国の職業訓練システムの質を将来的に改善させることを目指しており、専門家を各国へ派遣して教育制度の調査を行いました。視察団はスイスでは主にスイス連邦工科大学チューリヒ校 (ETHZ)のKOF Swiss Economic Instituteを訪問し、その制度を学びました。

NCEEの報告書によると、スイスの教育制度は以下の点において特徴的で価値が高いとされています。

  • 16歳から19歳の若者の70%がインターンシップなどの職務研修期間を設ける選択をする
  • インターンシップの初期段階で、研修生は専門職の従業員の指示に従い、チームでの役割や責任ある仕事の進め方を学ぶ
  • 実務を通して理論を実感する
  • インターンシップが修了すると、研修生たちは政府認定の修了証を受領し、継続して正社員としての職務につく、または、更なる専門性を追求した研修期間を設けるという選択が可能
  • 初期段階の選択内容に関わらず、教育を継続することができる

NCEEはこの調査を経験豊富なビジネスパーソンを対象に実施し、多くの回答者がスイスの教育制度とスイス経済の相互関係を強調しています。

 

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